親子の絆
2007年~2009年
新生児の心 その2
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最高のリラックスのポーズ・・・あなたはどんなスタイル?
実は胎児の格好をすると大人も子供もリラックスできるのだそうです。それもできれば水の中で。
胎児は水の中にぷかぷか浮きながら、最高のリラックスを味わっています。哺乳類の羊水の組成は驚くほど海水に似ています。これはどうしてだと思いますか?
母親が命をはぐくむのに最適な状態を胎児に与えるために、それを自分の体の中に作り出すからなのだそうです。海は生命の源。なぜ海の水を眺めると、波の音を感じると、水の中にいるとリラックスできるのでしょうか?それは、あなた自信が、あなたのお母さんの羊水の中で幸せだったからでしょうね。無意識のうちに呼吸したり、脈をうったり、消化するように、水の感覚は無意識のうちに、絶対的な安心感を思い出させてくれるのですね。今日、里帰りをしたりえさんからお電話を頂きました。
「うまく新しい産院になじめず、涙ばっかり出て、不安で仕方がないの。」と。
「どうして里帰ろうと思ったのかな。帰りたいな先生の所に。。。」と。母親となる私たちは、安全にお産ができるだろうかと悩みます。ストレスを抱きます。
でもそんな時、こんな胎児の胎内記憶を思い出してください。
そして、お産は一人ではないんだということ、あなたの赤ちゃんと一緒にがんばるんだということを感じ、安心し、前向きにいきましょう。
里帰り出産をするかたも、このメッセージを読み、他施設でお産をするかたも、大丈夫。大丈夫。
どんなところにいっても、あなたがあなたらしく、おなかの赤ちゃんを愛し、その産院のスタッフを信じて下されば、何も怖くはありません。
これ以上がんばる必要はないんですよ。もう十分がんばっているのですから。りえさん、あなたは幸せです。だって大好きなお母さんのところに帰ったのだから。
何十年かぶりにお母さんと一緒におふとんで寝てみてはどうでしょうか?
膝を曲げて、まあるくなって。胎児の格好をしてお母さんと色々なお話をしてみましょうよ。
ちょっと恥ずかしいけど。お母さんを触ってみて。太った腕のぽよぽよしたお肉を触るとほっとできますよ。皆さんが安心して安産に向かうことができるように、これからも戸崎とともに、全力でマタニティビクス、ソフトマタニティビクスのレッスンを続けて参りたいと思います。
皆さんのよいお産をお祈りしています。
2007年11月9日
新生児の心 その1
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昔は、赤ちゃんには全く感覚や感情がないと言われていました。
感情や心は生後数ヶ月たってはじめて出てくると。
しかし、今あなたのおなかの中にいる赤ちゃんは、タビュラ ロサ(完全な白紙の状態)ではないのです。知性があり、自分らしさがあり、生きる目的を持っているのです。実際に胎児は、ママの好きな音楽、マタニティビクスのレッスンで聞いていた音楽などをとてもよく知っています。
自分が生まれてくることを家族が望んでくれているのかすらも知っているし、兄弟やペットとの交流も早くから始めることができるのです。
胎児はママの感情を把握し、ママの憂鬱も学習してまねるといいます。胎児も個々の経験を通じて常に学習しているのです。そして、すべての人間と同様に、心はとっても傷つきやすいのです。胎児には感覚があります。聞く、見る、味、におい、温度、痛みを感じると。
感覚に加え、あなたが対話を求めている胎児には、感情があるのです。
感情は多くの場合、動作として表現されます。胎児がキックしてきたところをやさしくマッサージしてください。
ママが気づいてくれた!と胎児は喜び、安心し、リラックスができると言われています。また、たくさんお話をしてください。
「あなたに会いたい。あなたが生まれてきてくれて本当によかった!」と。
うまれたての赤ちゃんにもたくさんお話してください。
胎内記憶は35%の赤ちゃんがもつと言われています。
ママのおなかの中はどうだった?と、お風呂の中やベビーマッサージをしているときに聞いてください。一番リラックスしている時に、ふっと子供は話してくれるのです。
「あったかかったよ。やさしいにおいがした。オレンジ色をしてた。ピンク色だった。きゅうくつだったよ。ママがやさしくしてくれたよね。」などと、Jスタジオ卒業の2,5才から3才くらいの子供たちが話してくれています。最高のリラックスのポーズ・・・あなたはどんなスタイル?
実は胎児の格好をすると大人も子供もリラックスできるのだそうです。
それもできれば水の中で。
胎児は水の中にぷかぷか浮きながら、最高のリラックスを味わっています。哺乳類の羊水の組成は驚くほど海水に似ています。
これはどうしてだと思いますか?
母親が命をはぐくむのに最適な状態を胎児に与えるために、それを自分の体の中に作り出すからなのだそうです。
なんだか神秘的ですね。つづく
2007年11月8日
遠くへいかないでお母さん その2
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「遠くへいかないでお母さん」という詩集。皆さん知っていらっしゃいますか?
子供達の心の叫びと深い親子の絆が刻まれたすばらしい児童詩です。インストラクターの鈴木が、感動の涙を流しながら貸してくれました。
いったいどんな本なのかな。そう思いながら出張の荷物の中にその詩集を入れておきました。
学校のおたより帳には、明日から母親の私が不在ゆえ、子供達をよろしくお願いします。と書き、食事の準備や自主学習ノートを3日分書いて寝ました。2日も家を留守にして研究に出かけるのは、とても不安です。
しかし、家族を犠牲にしてまで出張する限り、成果を出して帰らなくては。
そう思いながら新幹線に乗りました。
車窓から西那須野を眺め、いくつかのトンネルを越えた時、詩集を思い出して手に取りました。
すると、子供達の素直な気持ちがぼんぼん飛び出てきました。仕事へのジェラシー。お母さんの汗のにおいとがんばる心。
私は自分がなさけなくてどん底まで落ち込みましたが、児童詩のひとつひとつがこれからでも遅くないよ!と背中を一押ししてくれたようにも思えたのです。出張も無事終わり、那須塩原に着いて家に電話すると、意外にもそっけなく「あ~おかえり。待ってるよ。」とあげは。
今日からお母さんは変わるんだぞ。みんなびっくりするなよ!そう思いながらエンジンをふかして、家に帰りました。
ちょうど大好きなちび丸子ちゃんのテレビがやっていた事もあり、淋しかったよ~という抱きしめてポーズはありませんでしたが、私からむぎゅーっと子供達を抱きしめ、自己満足しました。夜お風呂に入り、2日間の出来事をお互いに話すと、徐々に緊張もゆるんできたのか、甘えん坊の拓也はこう言いました。
「お母さん、明日は僕が起きたらパソコンで本書いてるの?それともビリーのビデオみながら踊ってるの?」
「違うよ。明日はお仕事さぼったから、たっくんが起きる時には、隣で寝てるから起こしてね。」
そう言うと、笑顔でうなずきました。また少したつと、「お母さん。お母さん」 と一生懸命呼ぶあげは。
「なあに?」と聞くと、
「何でもないよ。呼んだだけ。」と。
呼ぶことが心のお守りなんだね。今日の私は合格かな?しかしいつまで続くかな?なんて思っていたら、「寝る前に耳くりくりして」と。綿棒に水をつけて2本も両手に持っている拓也。
「この眠い今ですか!」と思いましたが、遠くへいかないでお母さん。と自分に言い聞かせ、がんばりました。
明日もこの勢いでがんばるわよ、お母さんは!
2007年10月26日